「禅語ブログ『日々是好日』」vol.6「仏祖(ぶっそ)もとは凡夫(ぼんぷ)なり」

6月 10日, 2020 更新 Zenjoy!ブログ, アーカイブ

「2代目経営者として一人前になるために
どのようにしてゆくべきなのか・・・」

 

 

相談者 35歳 男性 会社後継者

 

Q、異業界から転職して今の会社に
 入社してから約5年になります。

 

最初から後継者として入社し、
社内でもそのように見られていました。

そんな中、5年ほど現場で普通の社員と
一緒に働いてきています。

 

現状の業績はそんなに悪くはありません。

 

しかし、こんな毎日を過ごしていて
父親のように会社を経営していけるのか。

 

そう考えると不安になる事もあります。

 

積極的に外に出ない性格もあり、社外の経営者
との接点もあまりありません。

 

どのように考えて行動していけばいいでしょうか?
何かアドバイスお願いします。

 

 

。。。

『昨日の自分と比べてみましょう』

 

 

こんにちは、禅メソッドマスターの松本です。

 

違う業界から、後継者として転職して
来たといことは、経験や知識もない中での
スタートだったのではないかと思います。

 

 

前の会社の常識が今の会社では常識では
なかったり、逆もあると思います。

 

 

他の社員さんたちと違い、会社の将来の事など、
いろいろと考えることが多いのではないか、、
とお察しします。

 

 

そんな中で5年間やってきて、それまでの経験も
生かしつつ、さらに、新しい知識や経験の積み重ねで
得た能力がついて来ているでしょう。

 

これから先、

『自分がどういった形で会社に
 貢献していきたいのか?』

 

『どんな会社になれば満足できるのか?』

 

など、考えてみてはいかがでしょうか。

今の状況に制限を掛ける必要はありません。

”~~だったらいいな!”

 

と少し、気軽にポジティブに
考えてみては如何でしょう?

 

 

これまでの経験と今の自分を信頼し、

「こんな自分の考えることなんて・・・」

 

 

という事は考えないで、本当に自分が
やりたい事を考えてみるのが良いと思います。

 

。。。

『今の自分がベストです』

 

周りには

”この人はスゴイなぁ”
”この人には勝てないなぁ”

 

と思う人がたくさんいると思います。

 

自分がこれから進んでいく道を考えるなら
比べるのは他人ではないはずです。

 

「昨日の自分、1年前の自分」

と比べてください。
必ず成長しているところがあるはずです。

 

どんな人でも最初から成果をあげていた
わけではありません。

 

その人の出している結果だけを見て、

”特別だから”

とか

”天才だからできるんだ”

とは考えても、何も変わりません。

 

 

今の自分がベストだと認め、
一歩一歩成長させて、積み重ねた結果、
求める成果が上げられるのです。

 

 

そんな風に

「最初からすべてを持っている人はいない」

 

ということを説いた禅語が

 

【仏祖(ぶっそ)もとは凡夫(ぼんぷ)なり】

 

です。

 

「ブッダも世界で活躍している人でも
最初はただの人だった」

 

という教えです。

 

「周りの人が凄いとか、自分は場違いな
ところにいるのではないか?」

 

と思う時は誰でもあります。

 

そんなことを考えるよりは、

 

「自分が今どのように考え、
これからどうしたいのか?」

 

を考えることに時間をつかった
方が良いでしょう。

すべて思い通りにはもちろんなりませんが、
一流と呼ばれる人たちも同じように失敗や挫折を
繰り返しています。

 

 

そんな私も小さな会社の3代目です。
現在、50歳で後を継いで7年になります。

 

「経営者になるということはどういうことか?」

 

31歳で入社した社員7年目の38歳のころは
そんなことを良く考えていました。

 

そんな時に経営者の勉強会に参加し、
その中の課題として経営計画書を作りました。

 

しかし社内には当時の社長を含めて、そのような
取り組みに興味を持つ人はいませんでした。

 

 

それでも

「会社を良くしていくためにやってみたい!」

 

と思い初めて作った計画書をみんなと
共有してみました。

 

私の伝え方もつたなかったとは思います。
淡々と説明をし、計画書を渡しただけで、
特に賛同も得られませんでした。

 

12年前の話ですが、今思うとあの最初の
一歩があったから今につながっています。

 

今では社外のお客様もお呼びして経営計画発表会
をしています。

 

そして、計画書をもとに、社員といい会社をつくろうと
議論しながら頑張っています。

 

 

【仏祖もとは凡夫なり】

 

誰でも何かを始めるのにスタートは同じです。

 

与えられている時間も1日24時間。

 

人との比較にエネルギーを奪われないで、昨日の
自分から1ミリでも前進できるにはどうしたらいいか
を考えて生きていきませんか?

 

まずは自分の中の声に耳を傾けてみてください。

 

外野の声はほとんど雑音です。

 

そのうえで過去の自分を超えていく。

 

そんな人生を歩めれば、
素晴らしいことだと思いませんか。

 

 

 

禅メソッドマスター  松本悦典