こんにちは、島津です。
できるだけ「偏った見方」をしないようにしています。
自分の中に「偏らない心」を育むようにしています。
。。。
先日、シンガポールの友人とzoom(オンライン)で
話していたら
シンガポールでは
会食は「5人以下で」
という規制があるそうです。
さらに、街中でマスクをしていないと
◆1回で300シンガポールドル(約23,000円)の罰金
◆2回で10,000シンガポールドル(約770,000円)の罰金
◆外国人は名前を晒され、国外追放。
はたして皆さんは、そんな規制の強い国に住んでいたら
街中でマスクを外して歩くでしょうか?
一方でアメリカやドイツ、最近では日本でも
ノーマスクデモなんていうものが
起こったりしていますし
マスクを着けている乗客と着けていない乗客とが
飛行機の機内で殴り合いをしている、
という動画までありました。
マスク装着かノーマスクか・・・
。。。
新型コロナウィルスは多くの対立を生み出しています。
「命か経済か・・・」
経済的な打撃や自粛疲れから
こんな対立もありますね。
マスクに関して言えば、
私の友人でも結構意見が割れていたりします。
「マスクなんて効果がない、そこまで必要ない」
という友人は少数派ですが
彼らは一様に強行だったりします。
(もちろんそのことで友人関係が
壊れることはありませんが)
海外ではさておき、日本にいる私の場合は?
基本マスクはしています(笑)
仕事はリモートに移行しつつ
必要に応じて週一程度はオフィスへ出社。
リモートでコミュニケーションが
取りづらくなった点をカバーする、
という目的で、少人数での会食は
(感染対策をしっかり取りながら)
開催しています。
もともとビルメンテナンス会社の社長をしていた
ということもあって、
衛生管理、ウィルス対策には
それなりの知見もあるので、エビデンスに沿った
メリハリのある行動をとるようにしています。
さて、様々な意見の対立がある中、
「偏らない」
というのはどのどちらにも寄らない
ということではなく、
どちらの気持ちにも寄り添いながら
人間としての想像力を働かせる。
そのどちらも否定せずに
ファクトをしっかり見つめて
より現実的な行動をとっていく、ということです。
正解なんて誰にもわかりません。
(わかっていたらこんな混乱は起こっていませんよね)
なので、しっかりと自分で調べて
他者を批判することなく
ただただファクトを見つめて実践していくだけです。
今日はマスクの例をあげて話しましたが
仕事をしていると様々な矛盾が生じてきます。
「長期的なミッション・ビジョンを追求していく行動」
と
「短期的な業績を上げていく行動」
は、ときに矛盾を生じます。
お客様の利益の最大化と
会社の利益の最大化は相反します。
そんな
「矛盾や二者択一、二元論から生まれる対立」
を超えて、偏ったこだわり、執着から抜け出し、
その両方を追求していくことが
成長へのエネルギーだったり
イノベーションの源泉になると私は思っています。
禅の言葉に
「両忘(りょうぼう)」
という言葉があります。
両方を忘れる。
二元論や対立を超えて、
現実をありのまま受け入れよう
という意味の禅語です。
「orではなくand」
正解のないVUCAの時代を生き抜くには、
とても役に立つ禅語です。
議論ばかりに熱を上げ、足が止まっているようなら
今日できること、今できることに
集中してみてはいかがでしょうか?