自分を主張すると
周囲との関係が悪化する
どのようにしたら良いか・・・
相談者 34歳 会社員 男性
Q:昨年リーダーになりました。
そのおかげでコーチングを受ける
機会を与えてもらいました。
コーチと会話をしていて
最近気づいたことがあります。
自分の意見を言うことに
ためらったり躊躇したりしている
自分がいるのです。
それは過去に
自分の意見を主張し、
それが認めてもらえないと怒ってしまい
トラブった経験があるからです。
妻と別れたのも
それが原因でした。。。
それ以来、自分の意見を押し通すと
またトラブるのではないかと怖くなり、
自分をを抑えている自分がいます。
また、自分の意見を
押し通している人を見ると
なぜか苛立つ自分がいます。
このままだと
リーダーとして
やっていけないと思います。
もっと自分を素直に出し、
自分らしく楽に生きれないかと思います。
どうしたら良いでしょうか?
何かアドバイスをお願いします。
。。。
「自分が本当にかなえたい欲求を
かなえてあげる!」
禅メソッドマスターの
てるさん(僧名:幸覚(こうがく))です。
自分の意見を主張すると
周囲とトラブってしまい、
それがきっかけで
自分の意見を出すのを
ためらうように
なってしまったんですね。
そのことに気づいて
どんな気持ちですか?
もどかしい、
苦しい、
つらい、といったような
声が聞こえてきますが、
どうでしょう?
分厚い鎧を着て
何かと戦っている感じがします。
怒りの感情って
すごく大事なんです。
そこには
いろんなヒントが
詰まっているからです。
どんなときに
人は怒るのでしょうか?
- 自分の思い通りにならないとき
- 自分の期待が裏切られたとき
- 無実なのに自分のせいにされたとき
- 自分のことをわかってもらえないとき
- 自分の努力が認めてもらえないとき
などなど
他にもあるでしょう。
その裏には、
「こうありたい」や
「こうあらねば」という
欲求や固定観念が必ずあります。
僕も離婚経験があります。
その原因は
がちがちの「固定観念」でした。
今も身体は固いのですが、
そのときは心も固かったのです。
例えば、
- 男は稼ぎ、女は家事をする
- 一番風呂は亭主が入る
- 食事は家族一緒にとる
などなど
挙げるときりがないくらい。。。
今から思うと
THE SHOWA(昭和)です。
他人に対しては、
とにかく自分の主張は曲げないし、
こうあるべきと思ったものは、
絶対に譲らない。
そのくせ、
自分には甘い。。。
今から思うと
「こ、ど、も」です。
三行半を突き付けられて
当然ですね。
そのことがわかったのは
離婚してずいぶん経ってからでした。
その後再婚したのですが、
再婚した後も同じことを
繰り返していました。
ようやく気づいたのは
コーチングを学び始めてからですので、
もう40代でしたね。
遅い。。。(^^ゞ
まあ人生そんなもんです。。。(笑)
話を元に戻すと、
価値観や固定観念は
生まれたときからあるのではなく、
生まれた後の
人生経験によって
徐々に作られていくものです。
それは一重だけでなく、
二重、三重になって
からみあっています。
その根っこをたどっていくと
とても深いところにあったりします。
あるクライアントさんの話ですが、
その人の場合、
その根っこは、
「甘えたい」という欲求にありました。
その人は、
小学校高学年のときに両親が離婚し、
母親一人で育てられるようになったのです。
そのため、
本当は親に甘えたいのに、
その欲求を抑え込み、
自分の力で生きていくことを
余儀なくされたのです。
で、その人は、
甘ったれな素振りを見ると、
怒りの感情がふつふつ湧いてきて、
その感情を抑えられずに
いつも爆発していました。
あなたの場合も、
それに似たものを感じますが、
そんな経験はありませんか?
「主人公」
(しゅじんこう)
という禅語があります。
ドラマや映画の「主人公」とは
ちょっと意味が違います。
本来の自分という意味です。
人は、生まれたとき、
価値観や固定観念を持っていないのに
いろいろな経験をする中で、
価値観や固定観念を抱き、
鎧をかぶっていきます。
時にはその鎧を脱いで
本来の自分に出会い、
純粋に望んでいることを
叶えてあげませんか?
一緒に本来の自分に
会いにいきませんか?
興味あればメッセージ等下さいね。
それでは、また。
禅メソッドマスター
幸知 輝(僧名:幸覚)