こんにちは、島津です。
今日はアカデミー修了生
禅メソッドマスター木村卓道さんの
ブログをお届けします。
。。。。。
卓道です。
私はゴルフが趣味です。
なかなか上達しない
ヘタッピゴルファーですが、
友人達と楽しい時間を
過ごしています。
先日、
私の研修の受講生がゴルフの際に、
このような事を言ってくれました。
「ミスが出ても一喜一憂せず、
落ち着いてゴルフされますね~」と。
自分では右往左往していると
思ってましたので、
これは大変嬉しい
フィードバックとなりました。
そこで考え直してみたのです。
いつから喜怒哀楽を
一定レベルの範囲内に収めることが
出来るようになったのか?
恐らく
「ゴルフはミスのスポーツである。」という事に
納得出来た時からではなかったでしょうか?
一生懸命練習して、
「こんなに練習してるんだから、
きっとナイスショット、
ナイススコアが出るはず」
なんて願望のもとラウンドしていた頃は、
とにかくミスショットが許せず、
道具にあたったりしていました。
お恥ずかしながら、
酷いときは道具放り投げてました…。
あの時の道具さん、
ほんとゴメンナサイ。
ある時、
プロゴルファーの方々から、
「1日1000球打つような練習続けながら
1ラウンドでほんとに納得出来た球が2つ3つだ」と
言うお話をお聞きしました。
それから
「それなら私は数ラウンドに一回
ナイスショットが出ればええやん!」と
思えるようになりました。
「あんなに練習したからミスしないはず」
ではなく
「あんなに練習したから
ナイスショットも出るかも」
と、
偶に出る“今日イチショット”を
楽しめるようになってからは、
道具にあたるような感情表出は
ピタリと無くなっていましたね。
実はそう思えるようになってから、
私の練習量はかなり増えました。
以前は偶に練習して、
頻繁にラウンドして、
下手の上塗りを続けていたのです。
しかし、
最近は2日に一度は、
100球程度は打つようになりました。
すると不思議なモノで、
今まで数年間減らなかった平均スコアが
一年ほどで6つほど減りました。
(私のレベルだとかなり大きな変化です)
練習量が増えたから、
上達して当然!と思うでしょう?
私はそこではないと思ってるんです。
ミスが許せるようになったので、
次のリカバリーの為の行動を
冷静に考えられるようになりました。
練習量はリカバリーに必要な技術を
担保してくれ始めたのだと
思っています。
禅には
「仏祖もとは凡夫なり」
という言葉があります。
意味は
「どんな高僧も
初めはただの人だった」です。
ミスに対して
そんなはずでは…
・地面の状態が悪かった?
・クラブが合ってなかった?
・周りの同伴者のリズムが合わない?等々、
つい人のせいにしたくなります。
高望みせず、
自分に出来ることをコツコツ積み重ねて
失敗や苦労を乗り越えた先にこそ
たどり着ける境地があるのでしょうね。
ミスが許せない!ではなく
ミスは出るものとして状況を楽しみ、
次に自分に出来る事で何をするか?
に集中したいですね~。
いつかきっとその積み重ねが
私をタイガーウッズのような領域に…。
(煩悩まみれ…)
Zenjoy !
禅メソッドマスター
木村卓道