「禅語ブログ『日々是好日』」vol.35「啐啄同時(そったくどうじ)」

10月 20日, 2020 更新 Zenjoy!ブログ, アーカイブ

重要な仕事も任されるようになって

やりがいもあるが、心に余裕がない

どのようにしたら良いか・・・

相談者 32歳 会社員(主任) 女性

Q.

就職して10年経ちました。
結婚し、3年前に
主人が海外赴任になったので、
それに同行して一時休職しました。

その間、違う国の文化に触れ、
日本ではできない体験もあり、
刺激がたくさんありました。

昨年日本に戻ってきて
今の職場に復帰しました。

ようやく仕事の勘も取り戻し、
重要な仕事も任されるようになり、
やりがいも感じています。

ただ、仕事の量が多く、
残業をしないと処理しきれず、
自分の時間がほとんどありません。

在宅勤務となって
通勤時間が浮いているはずですが、
ひどいときには、
朝8時から夜22時まで
パソコンに向かっていることもあります。

日々仕事に追われて
あっという間に
時間が過ぎていきます。

ゆっくりと将来を考える
時間もありません。

そろそろ子どももほしいし、
このまま仕事に没頭していてよいものか、
悩んでいます。

もう少し心に余裕をもって
日々を過ごしたいと思います。

何かヒントとなる
アドバイスをもらえないでしょうか?

。。。

「その時が来る、大丈夫!」

禅メソッドマスターの
幸知 輝(僧名:幸覚(こうがく))です。

就職して10年。

仕事も自分で出来るようになり、
人の繫がりもでき、
仕事がおもしろくなる頃でもあり、
その裏にある様々な面も見えてくる頃ですね。


仕事にやりがいを感じているのは
何よりだと思います。

30代前半は
社会人になって初めて迎える
人生の転換期と言われています。

私もちょうど32歳のとき、
大きな転換期を迎えました。

転職、離婚、転居と
いろんなことが一度にやってきました。

あなたももしかしたら

「転換期」を迎えているのかもしれません。

この時期には
多くの不安や葛藤が生まれます。

20代は
自由気ままに
やりたいことができたのに、


30代になると
いろんな制約が出てきます。

そのため、

こちらを立てれば
あちらが立たず

ということが
いろいろ出てくるのです。

ちょうどあなたが
出産のことが気になっているように。

仕事を優先するべきか
出産を優先するべきか

女性だからこその
焦りや不安がありますよね。

。。。

私は、できるだけ早く
子供が欲しいと思っていました。

私が産まれたとき、
父は33歳、母は29歳

今では、全く普通の年齢ですが
私が子供の頃は、友達の親と比べると
年寄りに思えました。

なので、自分の子供には
そういう思いはさせまいと
勝手に思ったりしていました。

でもね、蓋を開けたら、
初婚のときはできず。

再婚のときも
最初の二人は流産で、

ようやく無事産まれてきてくれたときは
もう37歳になっていました。

父より遅い!(笑)

あ、話がそれましたね。

で、何が言いたいかというと、


時がある」ということ。

つまり、


時が来ると願いが叶う
時が来ないと願いは叶わない


ということです。


何を悠長なことを言っているんだと
言われるかもしれませんが、、、

。。。

葛藤というのは、

例えば、


「子供がほしい」けど
「子供ができない」というように

願いと現実が異なる状態」をいいます。

でも、そこには、


「子供がほしい自分」と
「子供がほしくない(子供ができると困る)自分」

がいるわけです。

この二人の自分が潜在意識の中で
綱引きをしているのです。

今のあなたは、おそらく
「子供がほしくない自分」の方が
優勢の時期なのかもしれませんね。

でも、、、
逆に「子供ほしい自分」が
優勢の時期であっても
願いは叶わないのです。

そこには、
「子供ができると困る自分」

がいるからです。

では、
いつできるのかというと、、、

それは、
この二人の自分が
綱引きをやめたときです。

「子供がほしい自分」も
「子供がほしくない自分」

もどちらもいなくなり、
どっちでもいいや、となったときです。

欲を手放したら、
願いが叶ったという話を
よく聞きますよね。


そういうメカニズムなのです。

。。。

今日は、

「啐啄同時」

(そったくどうじ)

という禅語をご紹介します。

」とは、ひな鳥が卵の中から、
卵の殻をつついて出す音をいいます。

」とは、親鳥が卵の外から、
卵の殻をつついて出す音をいいます。

この「」と「」が
ぴったり合ったときにひな鳥が産まれます。

このことを
啐啄同時」といいます。

弟子が必要としているときに、
絶妙のタイミングで師匠がサポートし、
それをきっかけに手に入れる、

これが「啐啄同時」ですね。

神様、仏様は、
そのタイミングを見計らっています。

だから、大丈夫!
いずれその時が来ます!

今はやりがいを感じている
仕事に没頭し、
その時が来るのを楽しみに
待ってみてはどうでしょう?

そして、
お風呂タイムなどの隙間時間に、

願いと現実が違っていることについて
自分自身にこんな問いを投げかけて、
奥深くの心を覗いてみてはどうでしょうか?


①願いが叶う(子供ができる)と
 どんな良いことがあるの?


②願いが叶わない(子供ができない)と
 有難いと思うことは?


③願いが叶う(子供ができる)と
 困ることは?


④願いが叶わない(子供ができない)と
 どうなる?

自分の奥深くの心を覗いてみると、

自然と答えが出てきて
二人の自分の綱引きが止み、
その時が来るかもしれません。

そうしたら、自然と行動が変わるでしょう。

ひな鳥が卵の中から殻をつつくように。

うまく自分自身と対話できない
というときは、
メッセージを下さい。

一緒に対話してみましょう!

それでは、また。

禅メソッドマスター
幸知 輝(僧名:幸覚)